MENU
あきら
50代サブエガランナー(PB 2:46:27)
2025年に早期退職し、現在はランニング関連の活動をライフワークにしています。

加齢による伸び悩みから「根性論」を脱却。ゼッケン・ウェアの空気抵抗の低減、ドラフティングを活用した走り方、カフェイン戦略など、微細な改善の積み重ね「マージナル・ゲイン」による進化を信条としています。

当ブログでは、エビデンスに基づく最新のランニング科学を、市民ランナーの視点で噛み砕いて発信。「賢く、科学的に速くなりたい」あなたの挑戦を、理論と実践の両面からサポートします。

東京マラソンのエントリー方法8選|倍率10倍でも当選するコツを4年連続出場者が解説

東京マラソンの8つのエントリー方法を示す複数の矢印と都庁前のスタートラインに立つランナーのイラスト

「東京マラソン、また落選した…」

毎年9月の抽選結果発表のたびに、SNSにはこんな悲痛な声があふれます。一般抽選の倍率は約10倍。10人に9人は落選する計算です。

でも、実はこの「一般抽選」だけが東京マラソンに出る方法ではありません。私は2023年から2026年まで4年連続で東京マラソンの出走権を獲得しています。毎年「運がいいね」と言われますが、運だけではありません。

この記事では、一般抽選以外のエントリー方法を8つ網羅的に解説します。走力で勝ち取る方法、抽選チャンスを増やす方法、そして100%確実に出場できる方法まで。

「どうしても東京マラソンに出たい」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

東京マラソンの倍率と抽選|当選確率は約10%の厳しい現実

まず、一般抽選の現実を確認しておきましょう。

一般抽選の当選確率は約10%
東京マラソンの定員は約38,000人。このうち一般枠は一部で、プレミアムメンバー枠、チャリティ枠、海外枠、準エリート枠など多くの別枠が存在します。一般抽選の倍率は例年約10倍で推移しており、1回の応募で当選する確率は約10%です。

10年応募し続けても当たらない人もいれば、初回で当たる人もいる。それが完全抽選の現実です。

ただし、東京マラソンには一般抽選以外にも複数のエントリー方法が用意されています。まずは「走力で勝ち取る方法」から見ていきましょう。

東京マラソンの抽選倍率を示すインフォグラフィック:10人中1人だけが当選する確率を金色と灰色のランナーシルエットで表現
東京マラソンの一般抽選の倍率は約10倍。10人に9人は落選する厳しい現実

エントリー方法① TEAM ONE TOKYO(私の4年連続出場のメインルート)

走力に自信のあるランナーに最推しのルートです。

TEAM ONE TOKYOは、東京マラソン財団公式クラブ「ONE TOKYO」が運営する登録制プログラムです。提携大会でのフィニッシュタイムと指定イベントへの参加で獲得したポイントによってランキングされ、上位者に出走権が付与されます。

出走権獲得の仕組み

ランキングの結果、2種類の出走権が用意されています。

  1. Challenge Runner:ランキング上位者に出走権が確定で付与
  2. 年代別ランナー:上位に入れなかった人の中から、男女・年代別カテゴリーごとに抽選で付与

私は4年連続で「年代別ランナー」枠で出走権を獲得しています。最上位でなくても、ポイントを貯めて抽選対象に入れば当選チャンスがあるということです。

私の実績(第3期:2024年7月〜2025年3月)

  • 出場した提携大会:東京ニューイヤーハーフマラソン、おかやまマラソン、防府読売マラソン
  • 獲得ポイント:211pt
  • ランキング:55〜59歳男性 47位 / 男性全体 213位

ポイントはフィニッシュタイムに応じて付与され、上位3大会分のポイントがランキング対象になります。性別・年代ごとに基準タイムが設定されているため、年齢が上がっても不利にはなりません。

ポイントを稼ぐコツ

コツ
タイムが出やすい大会を選ぶ

提携大会はすべて同じポイントテーブルで計算されるので、コースの難易度に関係なくタイムが速いほどポイントが高くなります。高低差が少なくPBが出やすい大会を選ぶのが基本戦略です。

コツ
イベントポイントも確実に拾う

提携大会のタイムだけでなく、ONE TOKYO指定イベントやバーチャルランへの参加でもポイントが貯まります。私のラン友はタイムポイントだけではChallenge Runnerに届かない分を、指定イベントやバーチャルランにコツコツ参加してイベントポイントで補い、出走権を獲得しています。

コツ
3大会すべてで好タイムを出す

上位3大会分のポイント合計がランキングに反映されるため、1大会だけ好タイムを出しても上位には入りにくい。3大会すべてで安定した結果を出すことが重要です。

TEAM ONE TOKYOの提携大会でフィニッシュしてポイントを獲得するランナーのイラスト
TEAM ONE TOKYOでは提携大会のタイムに応じてポイントが付与され、ランキング上位者にエントリー権が与えられる

年間コスト——正直、安くはない

Team One Tokyoで出場のための年間コスト
  • TEAM ONE TOKYO入会費:約3,000円
  • 提携大会の参加費:3大会で約30,000〜40,000円
  • 指定イベント参加費:数千〜数万円
  • 地方大会への交通費・宿泊費:1大会あたり約5万円 × 3大会 = 約15万円

年間トータルで20万円以上。しかもこれだけかけても出走権は「確定」ではなく「獲得ポイント順」です。

あきら

私の場合、東京ニューイヤーハーフ(都内)・おかやまマラソン・防府読売マラソンに出場しましたが、地方大会への交通費・宿泊費だけで10万円以上。純粋に出走権のためだけにこの費用をかけるのはコスパが良いとは言えません。ただ、旅RUNとして観光を兼ねたり、シーズン中のトレーニングレースとして活用するなら十分に元は取れます。

エントリー方法② 提携大会の出走権プレゼント抽選

大会に出るだけでチャンスが増える、お得なルートです。

RUN as ONE – Tokyo Marathon提携大会の中には、完走者を対象に東京マラソン出走権を抽選でプレゼントする大会があります。TEAM ONE TOKYOのポイントランキングとは別枠なので、提携大会に出場して応募すれば抽選対象になります。 提携大会一覧はこちら

あきら

実は私の2024年の東京マラソン出走権は、このルートで獲得しました。MINATOシティハーフマラソンの抽選で当選したんです。

出走権は大会あたり最大3名ですので、提携大会に出場した際は忘れず応募を!

エントリー方法③ 準エリートに申し込む

一定以上のタイム基準を満たしたランナーが申請できる「準エリート」枠です。

準エリートの制度は近年変更があった 2023年大会までは、登録陸連ごとに指定人数を選出する仕組みでした。

あきら

私は2023年大会でこの枠を活用しました。当時は登録陸連ごとに指定人数(約20人)が選出される仕組みだったため、倍率が低いと思われる地方の陸協に登録するという戦略を取りました。具体的には愛媛陸協に登録し、指定大会の愛媛マラソンに出場して出走権を獲得しています。

2024年大会からはタイム基準に変更されています。(男性2時間28分、女性3時間5分)。私は現在のタイム基準制では同じ戦略は使えませんが、走力のあるランナーにとっては引き続き有力なルートです。女性は男性よりも基準タイムが緩いと思うので狙い目かもしれません。

エントリー方法④ AbbottWMM Age Group World Rankings(2027年の注目ルート)

40歳以上で走力のあるランナーに、2027年限定のビッグチャンスです。

2027年の東京マラソン(2027年3月7日開催)は、AbbottWMM Age Group World Championshipsの開催地に決定しています。アジア初開催で、東京マラソン20周年の記念大会です。

AbbottWMMが認定する世界375以上のマラソン大会で記録を出し、年代別のAge Group World Rankingsで上位にランクインすると、東京マラソン2027への招待枠が得られます。

AbbottWMMs招待枠
  • 対象:40歳以上のランナー(男女9つの年代別カテゴリー)
  • 予選期間:2025年10月1日〜2026年9月30日
  • 招待枠:全年代で2,000枠以上(各年代の枠数は2026年夏に発表予定)
  • 重要:2027年大会では自動資格タイムは使わず、ランキング順位のみで決定
あきら

実は私もこのルートを狙っています。2026年愛媛マラソンの2:49:22で、現在M55-59のAge Group World Rankingが世界132位、日本49位。予選期間がまだ半年以上残っているので順位は変動しますが、2,000枠以上の招待があることを考えると十分にチャンスがあると思っています。

AkiRunのAbbottWMM Age Group Runking
AkiRunのAbbottWMM Age Group Runking

参加にはAbbottWMMのサイト(worldmarathonmajors.com)でランナー登録し、対象大会の結果をClaimする必要があります。登録は無料で、対象大会は日本国内にも多数。TEAM ONE TOKYOや一般抽選とは完全に別枠なので他のエントリー方法と併用できるのも大きなメリットです。

ここまでは走力がある程度必要なエントリー方法でした。次に、走力に関係なく「抽選チャンスを増やす」方法を見ていきましょう。

エントリー方法⑤ ONE TOKYOプレミアムメンバーで当選倍率を上げる

年会費だけで抽選チャンスが1回増える、もっとも手軽なルートです。

ONE TOKYOの有料会員「プレミアムメンバー」に登録すると、一般エントリーとは別に「プレミアムメンバーエントリー」に申し込めます。

ここで落選しても自動的に一般抽選にも回してもらえるため、実質的に抽選チャンスが1回増えるイメージです。さらに、ONE TOKYO会員として3大会連続落選した場合は「3大会連続落選メンバーチャレンジ」の対象にもなります。

年会費はかかりますが、「とりあえず抽選チャンスを増やしたい」ならまずこれを検討してみてください。

エントリー方法⑥ バーチャルラン(PVR)抽選

ランニングアプリさえあれば参加できる最も手軽なルートです。

ONE TOKYOが開催するバーチャルハーフマラソンシリーズ(PVR)の完走者から、抽選で東京マラソン出走権がプレゼントされます。各回ごとに40名程度が当選するほか、全4回をコンプリートした方にはWチャンスもあります。

ただし当選枠が少ないため、あくまで「おまけのチャンス」と考えるのが現実的です。

さて、ここまで6つのエントリー方法を紹介してきましたが、共通するのはどれも出走権が「確定」ではないこと。走力が必要だったり、抽選だったり、不確実性がつきまといます。

「何年も応募して、お金もかけて、それでも出られないかもしれない」——そんな不安を抱えている方に、最後に100%確実にエントリーできる2つの方法をお伝えします。

エントリー方法⑦ チャリティで確実に出走権を手に入れる

走力不問。最も確実で、実はコスパも良い方法です。

東京マラソンには「チャリティランナー」枠があり、指定の寄付先団体に寄付することで出走権が得られます。

チャリティ枠は高額順で選出 以前は先着順だったようですが、現在は各団体ごとに枠があり、金額の大きい寄付者から選出される仕組みです。つまり10万円の最低寄付額では足りない可能性があります。

私の知り合いの情報では、2025年大会で約15万円、2026年大会で約16万円が出走権獲得の相場だったようです。

あきら

人気の低いチャリティ団体に寄付すると金額を抑えられます。人気団体は高額寄付者が集中しますが、あまり知られていない団体なら競争率が下がるためです。

「16万円は高い」?——冷静に比較してみてください

ここまで読んでいただいた方ならお気づきかもしれません。エントリー方法①で紹介したTEAM ONE TOKYOは、提携大会の参加費に加え、地方大会の交通費・宿泊費を含めると年間20万円以上。それでも出走権は「抽選」で確定ではありません。

チャリティなら約16万円で出走権が100%確定。コストだけ見ても、TEAM ONE TOKYOより安いのです。

さらに視野を広げてみましょう。東京マラソンは、ワールドマラソンメジャーズ(WMM)を構成する7大会のひとつ。他のメジャーズに日本から確実に出場しようとすると、どのくらいかかるでしょうか?

ワールドマラソンメジャーズ:日本からの確実な出場コスト比較

スクロールできます
大会確実に出る方法概算費用
東京マラソンチャリティ約18万円(寄付16万+参加費)
シドニー、ベルリン、
シカゴ、NY、ロンドン
ツアー(出走権付き)約50〜100万円
ボストンBQ(資格タイム)必須タイムがなければ出場不可

海外メジャーズはツアー代金+エントリー費+燃油サーチャージで最低でも50万円、ニューヨークやロンドンなら100万円近く。東京マラソンのチャリティ18万円は、メジャーズの中ではダントツに安いのです。

都庁から東京駅まで、世界38,000人のランナーと東京の街を駆け抜ける。途切れることのない沿道の応援。多くの外国人ランナーと一緒に走る、あの独特の国際的な雰囲気——これは他のどの国内大会でも味わえない、プライスレスな体験です。「寄付」と考えるとハードルが高く感じますが、世界最高峰のマラソン体験への投資と考えれば、むしろお得ではないでしょうか。

エントリー方法⑧ ONE TOKYOスクールで確実に出走権を手に入れる

出走権+コーチング25回。「準備」まで含めた最強パッケージです。

東京マラソン出走権とランニングクリニック(約25回)がセットになったプログラムです。初心者からサブ3まで目標別にクラスが分かれており、コーチの指導を受けながら東京マラソンに向けて準備できます。

2026年大会の場合、費用は約22万円(出走権+クリニック25回分込み)。

ONE TOKYOスクールのコスパ
  • ランニングクリニック25回 → 1回あたり約5,000円のコーチング相場で12.5万円相当
  • 東京マラソン出走権 → チャリティなら16万円+参加費の価値
  • 合計価値は約30万円相当 → それが22万円で手に入る

ただし、定員が限られているため応募者多数の場合は抽選になる点にはご注意ください。人気クラスは早期に定員に達するため、募集開始と同時に申し込むのがコツです。

東京マラソンに当選するコツ|走力別おすすめ戦略

ここまで8つのエントリー方法を紹介してきました。ポイントは複数の方法を組み合わせることです。

私のエントリー戦略(4年間の実績)
  • 2023年:準エリート(愛媛陸協登録→愛媛マラソン出場)
  • 2024年:提携大会推薦(みなとシティハーフマラソン完走者抽選)
  • 2025年:TEAM ONE TOKYO(年代別ランナー枠)
  • 2026年:TEAM ONE TOKYO(年代別ランナー枠)
  • 2027年:AbbottWMM Age Group World Rankings(M55-59 現在世界132位で挑戦中!)

4年間で3つの異なる方法で出走権を獲得しており、2027年はさらに新たな方法にも挑戦中です。1つの方法に頼るのではなく、複数の抽選・選考に同時にエントリーすることで当選確率を引き上げられます。

私が実践してきた複数ルート戦略

チャリティ(約16万円〜)またはONE TOKYOスクール(約22万円)。何年も落選し続けるストレスを考えれば、1回の投資で確実に出走権を手にする方がトータルコストは低くなります。

まとめ|東京マラソンの当選確率を上げるエントリー戦略

東京マラソンのエントリー方法を8つ紹介しました。

走力で勝ち取る(①〜④) TEAM ONE TOKYO / 提携大会推薦 / 準エリート / WMM Age Group

抽選チャンスを増やす(⑤〜⑥) プレミアムメンバーエントリー / バーチャルラン抽選

100%確実にエントリーできる(⑦〜⑧) チャリティ(約16万円〜) / ONE TOKYOスクール(約22万円)

一般抽選に応募して「運任せ」で待つだけでなく、自分の走力や予算に合った複数のエントリー方法を組み合わせることが東京マラソン出場への近道です。

そして「どうしても出たい」なら、チャリティやONE TOKYOスクールは決して高くありません。TEAM ONE TOKYOの年間コストと同等以下で出走権が確実に手に入り、海外メジャーズのツアー費用(50〜100万円)と比べれば圧倒的に安い。世界38,000人のランナーと東京の街を走る、あの唯一無二の体験が手に入ると考えれば、十分に価値のある投資です。

来年こそ東京マラソンのスタートラインに立ちたい方は、エントリー受付が始まる前に、ぜひ今から準備を始めてみてください。

📘 AIの力を、あなたの走りに

MSSでマラソンコースの高低差をシミュレーションするイメージ

テクノロジーを味方につければ、トレーニングの質は大きく変わります。AkiRunが開発した無料ツールで、データドリブンなPB更新を始めましょう。

📘 あなたの「PB更新ロードマップ」

STEP
あなたのVDOT(VO2max)を算出する
STEP
VDOTに応じたトレーニング計画を作る
STEP
出場マラソンのゴールタイムを予測する
STEP
記録を最大化するギアを選ぶ

関連記事

この記事が役立ったらシェア

コメント

コメントする

目次