御嶽高地合宿レポート|標高1700mで高地トレーニング

御嶽TCのパノラマグランド、400mトラックとウッドチップ外周の全景
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合宿の概要

2025/09/13–2025/09/23の合宿は、涼しさと静けさに助けられて気持ちよく距離を踏めました。私は出身高校の同級生6名と、恒例の高地トレーニングを御嶽濁河高地トレーニングセンター(以下、御嶽TC)で実施しました[1]。標高は約1700m、東京都内に比べ−10〜−20℃と冷涼、走った後は施設内の大浴場で温泉に入れます[3]。

このレポで得られること(3点)

  • 高地環境で「距離を踏む」練習の実例がわかる
  • 御嶽TCのアクセス・宿泊・練習導線がつかめる
  • AIを使った練習メニューと実践の結果がわかる

御嶽TCの環境と設備

立地・アクセス

御嶽TCは濁河温泉のそばに位置します(住所:岐阜県下呂市小坂町落合2376-1)[1]。

  • 都内→車:おおむね5〜6時間
  • 公共交通:最寄の木曽福島駅から車で約70〜80分
  • 送迎なし:駅からはタクシー利用(おんたけタクシー[4]/木曽交通TEL 0264-22-3666)
  • タクシー料金目安:木曽福島駅→御嶽TC 22,140円(復路は別途迎車+200円)※木曽交通からの一次情報
御嶽濁河高地トレーニングセンター本館の全景
御嶽濁河高地トレーニングセンター(御嶽TC)

宿泊・食事・温泉

  • 部屋:和室の大部屋/個室(洋室)。和室は合宿所スタイル、個室はホテル並みのグレード
  • 食事:3食付き(1食/2食のみ選択可)。アスリート向けにバランス・カロリー配慮
  • 料金:個室 1~2名 13,100円/和室(10畳)1~5名 9,540円/※1人1泊3食付の税込料金(2025/9/13時の情報)
  • 温泉[3]:御嶽TCは濁河温泉郷に位置し、施設内大浴場の温泉を利用可能

トレーニング設備とコース

御嶽TC周辺のトレーニング施設は以下のとおりです。

  • パノラマグラウンド:400mトラック+ウッドチップ外周500m
  • ロード:TC周辺の起伏道路(Pグラウンド-クロカンコース間の舗装路)
  • 濁河温泉クロスカントリーコース[2]:標高1,700〜1,800m、TCから約1.7km、1,300m/400mの周回、幅2mの赤土締固め、高低差73m、トイレあり
  • トレーニングルーム:補強練(低酸素室もあるが今回は未使用)

これから行く人へまとめ

  • 移動:都内→車5–6h/木曽福島駅→車70–80分。タクシー目安22,140円+迎車200円
  • 宿泊:和室大部屋/洋室個室。3食付きが基本(1・2食のみ選択可)
  • 回復:館内大浴場の温泉でクールダウン→食事→睡眠
  • 練習構成:外周ウッド=ジョグ、トラック=スピード、ロード+クロカン=距離、トレ室=補強
  • 注意:熊出没情報あり/高地の体調管理/意外と寒い。要冬用ウェア
濁河温泉トレーニングゾーン
画像出典:飛騨御嶽高原高地トレーニングエリア(公式)[5]/濁河温泉トレーニングゾーン

使用シューズと装備

  • ジョグ(外周ウッド):アシックス Novablast 5/実使用 6回・合計69km
  • スピード(トラック):アシックス Metaspeed Edge Paris/実使用 1回・合計6.4km
  • 距離走(ロード・XC):アシックス EvoRide Speed 3/実使用 5回・合計136km
  • 安全装備(帯同者が携帯):必要に応じて熊鈴・ホイッスル・熊スプレー

合宿中の練習メニュー

10月からシーズンインするフルマラソンに向け、猛暑の都内では成立しにくい“距離を踏む練習”をメインテーマに据えました。合宿前にChatGPTで全体設計を相談し、ポイント練として30km以上のロング走を4回実施する構成に。高地でのスピード練は最低限の1回とし、ジョグ+ロング走中心の練習を実施しました。

ChatGPTに作らせた防府マラソンに向けた13週トレーニング計画
ChatGPTに作らせた防府マラソンに向けた13週トレーニング計画

実施結果と所感

  • 1回目(2025/09/14):30.0km/2:32
  • 2回目(2025/09/16):32.2km/2:32
  • 3回目(2025/09/19):32.5km/2:37
  • 4回目(2025/09/22):42.2km想定→33.1km/2:42(脚の痛みで短縮)

合宿中の総走行距離は211km。標高約1700mと冷涼環境は質・量の両立を後押ししますが、短期間で距離走を繰り返しているため、疲労が徐々に蓄積されたのか合宿終盤には口唇ヘルペスを発症してしまいました。練習後は温泉入浴、十分な食事・睡眠で回復を図りました。

熊対策

御嶽TC周辺にはサル・ツキノワグマ・カモシカ・ウサギ・イノシシ・リス・ヤマネ・モモンガ・ライチョウなどが生息していると言われています。今回、私たちはヘビ、サル、リスを目視し、ツキノワグマの糞も山中道路で発見しました。(怖)熊対策として熊鈴・熊スプレー、ホイッスル(トレランリュック付属)を適宜携帯し、ロードやクロカンの要所で声出しを行い、存在を知らせる運用を取りました。

クマ対策グッズのイメージ図(ChatGPTで生成)
クマ対策グッズのイメージ図(ChatGPTで生成)

まとめ

標高約1700m、都内比−10〜−20℃という冷涼環境で、私はロング走×4本と211kmを積み上げ、“距離を踏む”という合宿テーマを達成できました。トラック+外周ウッドチップ+ロード+クロカンで嫌と言うほど走り、温泉リカバリーの繰り返しが最高でした。来年も継続予定です。

宿泊客に登山グループがいて、夕食時に挨拶したところ高校の同級生のお母様と判明。思わぬ出会いで場が和み、同級生の娘さんともFaceTimeで会話ができ、来年の合宿参加に前向きという嬉しい流れになりました。

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参考・引用資料

御嶽TCのパノラマグランド、400mトラックとウッドチップ外周の全景

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