徳島マラソン2026 高低差(獲得標高)84mは四国最速?4大会を徹底比較

四国には徳島・香川・愛媛・高知の4つのフルマラソン大会があります。「どの大会がいちばんタイムを出しやすいのか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。結論から言うと、徳島マラソンのコースは獲得標高わずか84mで、四国4大マラソンの中で最もタイムが出やすい高速コースです。
この記事では、マラソンペース計算ツール(MPC)を使って4大会のタイム差を具体的に検証しました。
徳島マラソン2026 当日の気象データとレース概要

まず、2026年3月22日に開催された徳島マラソン2026の当日コンディションを振り返りましょう。
- スタート時(9:00): 気温10.8℃、湿度56%、風速0.6m/s(南)
- 中間点通過(11:00頃): 気温11.3〜12.1℃、風速2.3〜2.4m/s
- 日中最高気温: 14.6℃(13:00)
- 風速: 0.6〜3.1m/s(終始穏やか)
- 天候: 晴れ
スタート時の気温は10.8℃。マラソンの理想気温は7〜15℃と言われていますが、まさにベストレンジのど真ん中です。風速も最大3.1m/sと穏やかで、ランナーにとっては絶好のコンディションでした。
四国4大マラソン コース高低差を比較|徳島が最速コースである理由

四国には4つのフルマラソン大会があります。それぞれのコースには異なる特徴がありますが、タイムに最も直結する要素のひとつが、コースのアップダウンの大きさ、つまり獲得標高です。
ここで「高低差」と「獲得標高」の違いを整理しておきます。高低差はコースの最高地点と最低地点の差で、獲得標高はコース全体で登った高さの累計です。たとえば、小さなアップダウンが何度もあるコースは、高低差が小さくても獲得標高は大きくなります。タイムへの影響をより正確に反映するのは獲得標高のほうです。
四国4大マラソン 獲得標高比較
| 大会 | 獲得標高 |
|---|---|
| 徳島マラソン | 84m(最小) |
| 高知龍馬マラソン | 161m |
| 愛媛マラソン | 177m |
| かがわマラソン | 214m(最大) |
徳島マラソンの獲得標高は84m。2位の高知(161m)と比べても約半分で、香川(214m)の4割以下です。吉野川沿いの平坦なコースを活かした、四国随一の高速コースと言えます。
では、この獲得標高の差は実際のタイムにどれくらい影響するのでしょうか。次のセクションで具体的に検証します。
マラソンペース計算ツールで四国4大会のタイム影響を検証
獲得標高の差がゴールタイムにどれだけ影響するか、マラソンペース計算ツール(MPC)で検証しました。

マラソンペース計算ツール(MPC)は、コースの高低差、風速、気温などのパラメータから、物理計算に基づいてゴールタイムを予測するツールです。
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検証条件
- 気温: 10℃(統一)
- 風速: 無風(0m/s)で統一
- 比較コース: 四国4大マラソン(徳島・香川・愛媛・高知)
- 検証パターン: サブ3 / サブ3.5 / サブ4 の3パターン
気温と風速を統一することで、純粋にコースの高低差だけがタイムに与える影響を比較できます。
検証結果:四国4大マラソン 走力別タイム比較
MPCによる検証結果(基礎走力:サブ4)を下図に示します。
同じ基礎走力(サブ4)でもコースによってゴールタイムに差が生じることがわかります。最速の徳島4:01:04に対し、最遅の香川4:03:04と、その差は2分04秒も生じることがわかりました。




検証結果一覧
すべての検証結果一覧を下表に示します。
注目すべきは、走力が遅いほどタイム差が大きくなるという点です。走行時間が長いぶん、坂の影響を受ける回数と時間が増えるためです。
また、獲得標高の順番とタイムの順番が完全には一致しない点も興味深いところです。高知(161m)は愛媛(177m)より獲得標高が少ないにもかかわらず、タイムでは高知のほうが遅い結果に。これは坂の長さや勾配がタイムに影響するためで、単純に「獲得標高が小さい=速い」とは言い切れません。
ただし、徳島の84mは圧倒的に小さく、四国最速コースという結論は揺るぎません。
| コース | 獲得標高 | サブ3 | サブ3.5 | サブ4 |
|---|---|---|---|---|
| 徳島 | 84m | 3:00:46 | 3:30:55 | 4:01:04 |
| 愛媛 | 177m | 3:01:41(+55秒) | 3:32:02(+1分07秒) | 4:02:22(+1分18秒) |
| 高知龍馬 | 161m | 3:02:00(+1分14秒) | 3:32:24(+1分29秒) | 4:02:48(+1分44秒) |
| 香川 | 214m | 3:02:14(+1分28秒) | 3:32:42(+1分47秒) | 4:03:08(+2分04秒) |
※ カッコ内は徳島マラソンとのタイム差
四国マラソンで結果を出すためのギアと対策
検証結果をふまえ、四国の大会でタイムを狙うための対策を紹介します。
徳島マラソンのようなフラットコースでは、シューズの反発力をそのままタイムに変換しやすいのが強みです。アップダウンが少ないぶん、一定ペースを刻みやすく、シューズの特性を最大限に活かせます。
サブ4を目指す方には、アシックス S4+ YOGIRIが選択肢になります。適度な反発と前方への転がりを促す設計がキロ4分半〜5分のペースで活きるシューズです。フラットコースとの相性は良いと感じています。
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一方、獲得標高の大きい香川(214m)、愛媛(177m)、高知龍馬(161m)に挑戦する方は、坂に強い脚を作っておくことが重要です。週に1回でも坂道インターバルや峠走を取り入れることで、上り坂の効率と下り坂の耐衝撃性が向上します。
坂トレーニングには厚底カーボンよりも、クッション性と軽さを兼ね備えたデイリートレーナーが適しています。エボライドスピード3、坂トレーニングにお勧めできるシューズです。

科学的なトレーニングプランを作成したい方には、マラソントレーニング・プランナー(MTP)がおすすめです。あなたの走力と目標に合わせた練習メニューを自動生成できます。

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今回の検証でコースの高低差がタイムに与える影響がわかりました。次のレースでは、事前にマラソンペース計算ツール(MPC)でシミュレーションしておくことで、コース特性を考慮したペース計画が立てられます。ぜひ一度試してみてください。

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まとめ|徳島マラソン コースの難易度と2027年コース変更
今回の検証で、徳島マラソンが四国4大マラソンの中で最もタイムが出やすいコースであることがデータで確認できました。
- 徳島マラソンの獲得標高は84mで四国最小。コースの難易度は四国で最も低い
- 2026年大会は気温10.8〜14.6℃・風速0.6〜3.1m/sの好コンディションだった
- サブ3で最大1分28秒、サブ4で最大2分04秒の差(vs 香川)
- 走力が遅いほど高低差の影響が大きくなる
2027年からコース変更が予定されています。 新コースの高低差や難易度がどう変わるか、情報が出次第あらためて検証する予定です。
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