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あきら
50代サブエガランナー(PB 2:46:27)
2025年に早期退職し、現在はランニング関連の活動をライフワークにしています。

加齢による伸び悩みから「根性論」を脱却。ゼッケン・ウェアの空気抵抗の低減、ドラフティングを活用した走り方、カフェイン戦略など、微細な改善の積み重ね「マージナル・ゲイン」による進化を信条としています。

当ブログでは、エビデンスに基づく最新のランニング科学を、市民ランナーの視点で噛み砕いて発信。「賢く、科学的に速くなりたい」あなたの挑戦を、理論と実践の両面からサポートします。
「ランニングフォーム診断アプリ」をリリース詳しくはこちら

無料AIランニングフォーム診断アプリの使い方|動画1本で改善ポイントがわかる

ランニングフォーム診断アプリの使い方のアイキャッチ画像

ランニングフォーム診断アプリをリリースしました。

スマートフォンで撮影した動画を1本アップロードするだけで、AIがバイオメカニクスの観点から接地・骨盤・体幹・腕振り・股関節の進展・疲労による代償動作を無料で分析してくれます。

私も実際に400m×3本のレペティション動画を使って診断したところ、骨盤後傾・腕振りの横ブレ・遊脚の後方への流れという3つの改善点と、4つのトレーニング提案を受け取れました。

この記事では、アプリの仕組みと使い方、私の実際の診断結果全文、改善ドリルの実践方法までを解説します。

🏃‍♂️ランニングフォームを診断する
スマホ動画でフォーム診断

\ 無料 /

目次

ランニングフォーム診断を自分で無料でできる時代に

「フォームを改善したいが、どこが問題かわからない」

多くのランナーが抱えている悩みです。フォームの崩れは練習量が増えると現れやすく、無駄なエネルギー消費や怪我の原因になります。

以前は、コーチに見てもらうか、ランニングラボで専門機器を使った計測を受けるかしか選択肢がありませんでした。費用も時間もかかる上、一度きりの診断では練習が変化するにつれてフォームが変わってもわかりません。

ランニングフォーム診断アプリとは|AIがバイオメカニクスで分析する仕組み

ランニングフォーム診断アプリは、動画をアップロードするとGemini AIが映像を直接解析し、バイオメカニクスの観点でフォームを評価するツールです。

AIが接地・骨盤・腕振り・股関節の伸展といった観点で動きを力学的に読み解き、「なぜそのフォームになっているか(原因)」「どんな力学的影響があるか」「どうすれば改善できるか(具体的なトレーニング提案)」の3段階で分析を出力する点が特徴です。

バイオメカニクス分析の5つの観点
  • 接地(フットストライク):重心との位置関係、ブレーキ要素の有無、接地時間
  • 骨盤・体幹:前傾角度の維持、上下動(バーティカルオシレーション)の大きさ
  • 腕振り:推進方向への貢献度、肩の力み、上半身と下半身の連動性
  • 股関節の伸展:臀部・ハムストリングスの活用、末端依存の蹴り出しになっていないか
  • 疲労による代償動作:時間経過に伴うフォームの崩れ

ランニングフォーム診断アプリの使い方|動画撮影から診断結果まで5ステップ

ランニングフォーム診断アプリのアイキャッチ
STEP
アプリにアクセスする。

アカウント作成は不要で、ブラウザから直接使えます。1日1回まで無料で診断できます。

🏃‍♂️ランニングフォームを診断する
スマホ動画でフォーム診断

\ 無料 /

STEP
動画をアップロードする

「Upload」ボタンを押して動画ファイルをアップロードします。対応フォーマットとファイルサイズ上限は画面上に表示されます。

ランニングフォーム診断アプリのユーザーインターフェース
ランニングフォーム診断アプリのユーザーインターフェース

アップロードする動画は、診断するランナーだけの全身が映っている動画が望ましいです。トラック競技などの動画の場合は、複数の選手が走っている場合でも、診断するランナーの走行レーン、シャツの色などを、要望・気になる点欄に記入することで解析が可能です。

ランニングフォーム診断アプリのユーザーインターフェース。動画アップロード。
動画アップロード直後
STEP
練習内容・気になる点などを入力する。

アップロード後に「練習内容・気になる点など(任意)」入力欄に、ランニング時の状況などを入力します。

ランニングフォーム診断アプリのユーザーインターフェース。練習内容記入欄。
ランニング時の状況を記入
  • 例1:インターバルの5本目後半です。ペースは3分30秒/kmです。
  • 例2:100m走の動画です。6コースの黄色いシャツの選手を診断してください。
  • 例3:レペティション400m×3本の3本目ラスト100mです。走行ペースは2分55秒/kmです。
STEP
AIが動画を解析する

「フォームを診断する」ボタンを押すと、AIが解析を開始します。動画の長さにもよりますが、概ね数十秒〜2分で完了します。

ランニングフォーム診断アプリのユーザーインターフェース。フォーム診断中。
フォーム診断中
STEP
診断結果を確認する。

解析が終わると、全体評価・改善点・トレーニング提案の3セクションで結果が出力されます。マークダウン形式でダウンロードすることも可能です。

ランニングフォーム診断アプリのユーザーインターフェース。診断結果抜粋。
診断結果抜粋

私(あきら)の実際の診断結果全文

どんな内容が出力されるか、私が受けた診断結果をそのまま掲載します。

あきら

レペティション400m×3本の3本目、最後の100mを撮影したもので診断しました。疲労がピークに達する局面でのフォームです。ペースは2分55秒/km。

以下、アプリの出力全文です。

フォーム診断結果 (クリックで開閉)

フォーム診断結果

動画のランニングフォームを力学的な観点から分析しました。400m×3本の3本目、最後の100mという疲労がピークに達する局面において、2分55秒/kmという高速ペースを維持している前提での評価となります。

1. 全体評価(良い点)

疲労が蓄積する過酷な局面においても、高いストライド周波数(ピッチ)を維持できています。また、接地時に足首の過度な背屈(つま先の上がりすぎ)が見られず、足部が比較的フラットな状態で地面を捉えようとしている点は評価できます。これにより、下腿部(ふくらはぎ等)への局所的な負担をある程度軽減し、アキレス腱の弾性エネルギーを活用しやすい状態が作られています。

2. 改善すべき点

疲労による代償動作がいくつか見られ、推進力のロスに繋がっています。

骨盤の後傾と重心の低下(腰の落ち)

  • なぜそうなっているか:疲労により体幹部(特に腹横筋や多裂筋などの深層筋)の支持力が低下し、骨盤を前傾〜ニュートラルに保てなくなっています。
  • どんな影響があるか:重心が下がると、足の接地位置が身体の重心よりも前方になりやすくなります(オーバーストライド)。これにより、接地時に進行方向と逆向きの力(ブレーキ力)が強く働き、速度を維持するために余分なエネルギーを消費してしまいます。

腕振りの横ブレと肩の力み

  • なぜそうなっているか:疲労に抗って無理に推進力を生み出そうとする結果、肩が上がり(僧帽筋の力み)、腕の振りが体幹の前で交差するような横方向の動きになっています。
  • どんな影響があるか:腕振りのエネルギーが前方への推進力(並進運動)ではなく、体幹のねじれ(回旋運動)を相殺するために使われてしまい、ベクトルが分散します。また、上半身の力みは酸素消費量を増大させ、さらなる疲労を招きます。

遊脚の後方への流れ(リカバリーの遅れ)

  • なぜそうなっているか:股関節を伸展して地面を押し出した後、腸腰筋を使って素早く膝を前方に引き出す(ニー・ドライブ)動作が遅れています。
  • どんな影響があるか:足が身体の後方に取り残される時間が長くなり、脚の軌道が間延びします。これはストライド周波数の低下を招き、次の一歩への移行を遅らせるため、スピードの維持が困難になります。

3. 具体的なトレーニング提案

疲労時でも力学的効率を落とさないためのトレーニングを優先度順に提案します。

① デッドバグ / プランク(コアトレーニング)

  • 目的:走行中の骨盤のニュートラルポジションを維持し、腰落ちを防ぐための体幹支持力を強化する。
  • やり方:デッドバグは仰向けで手足を上げ、腰を床に押し付けたまま対角の手足をゆっくり下ろす(左右10回×3セット)。プランクは肘とつま先で身体を支え、頭から踵まで一直線を保つ(60秒×3セット)。
  • 実施タイミング:ウォームアップ前、または別日の補強時。

② Aスキップ / Bスキップ(ドリル)

  • 目的:重心の真下での接地感覚を養い、遊脚の素早い引き付け(リカバリー)を身体に覚え込ませる。
  • やり方:Aスキップは姿勢を高く保ち、膝を腰の高さまで素早く引き上げ、真下に下ろして弾む。Bスキップはそこから膝から下を軽く前に振り出し、足裏全体で重心の真下に接地する。各20〜30m×2〜3セット。
  • 実施タイミング:ウォームアップ後、本練習の直前。

③ ヒップスラスト / ルーマニアンデッドリフト(筋力トレーニング)

  • 目的:大臀筋とハムストリングスを強化し、末端(ふくらはぎ)に頼らない強力な股関節の伸展力を獲得する。
  • やり方:ヒップスラストはベンチに背中を乗せ、バーベルを骨盤に置いて腰を上下させる(8〜10回×3セット)。ルーマニアンデッドリフトは膝を軽く曲げた状態から股関節を支点にお辞儀をするようにバーベルを下ろす(8〜10回×3セット)。
  • 実施タイミング:別日(ウエイトトレーニングの日)、またはポイント練習後の疲労が少ないタイミング。

④ バウンディング(プライオメトリクス)

  • 目的:地面反力を効率よく前方への推進力に変換する能力と、股関節のダイナミックな可動域を向上させる。
  • やり方:助走をつけて、空中滞空時間を長く保ちながら大きなストライドで跳躍するように走る。接地時間を短く、力強く地面を押すことを意識する。30〜50m×3〜5セット。
  • 実施タイミング:ウォームアップ後、神経系がフレッシュな状態の時(疲労時は避ける)。
あきら

「なぜそうなっているか」「どんな影響があるか」まで力学的根拠で説明してくれるのが、このアプリの最大の特徴だと感じました。骨盤後傾は全く気づいていませんでした。

まとめ

動画1本をアップロードするだけで、接地・骨盤・腕振り・股関節の進展・疲労による代償動作の5軸にわたる評価と、優先度付きのトレーニング提案を無料で受けられます。原因・影響・改善策の3段階で出力されるため、診断結果を読んだその日から練習に活かせます。

フォーム改善は一度の診断で完結しません。定期的に動画を撮って変化を確認する習慣が、長期的なPB更新につながります。

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