
2026年の勝田全国マラソンは強烈な強風に見舞われ、多くのランナーが悲鳴を上げました。では、あの風は実際に何分のタイムロスをもたらしたのでしょうか?マラソン攻略シミュレーターを使って、物理計算に基づく具体的な数値を明らかにします。
勝田マラソン2026、Xで「風」が大きな話題に
1月25日に開催された第74回勝田全国マラソン。レース後、X(旧Twitter)では「風」に関する投稿が急増しました。
Tweet Binder調査結果(過去7日間)
- 「勝田マラソン 風」の投稿数:111件
- 総インプレッション:62,015
- 投稿者数:104人
- いいね数:3,035
特筆すべきは、レース当日の12時〜18時に投稿が集中していること。グラフを見ると、1月25日にピークが発生し、25〜28件/時間の投稿が確認できました。これは多くのランナーにとって、今回の強風が印象深い体験だったことを示しています。
気象庁データで見る「凄まじい強風」
では、具体的にどの程度の風だったのでしょうか。気象庁の観測データを確認してみました。
10:30のスタートから約3時間30分、10分ごとの観測データを見ると、平均風速 約6m/s、最大瞬間風速16.9m/sと、常に強烈な西風が吹き続けていたことがわかります。

マラソン攻略シミュレーターで「タイムロス」を計算
ここからが本題です。この強風が具体的に何分何秒のタイムロスになったのか、マラソン攻略シミュレーター(MSS)で検証しました。
MSSは、コースの高低差、風速、風向きなどを考慮して、物理計算に基づくゴールタイム予測ができるツールです。
今回は走力3:30:00(無風・フラット換算)のランナーが、①勝田マラソンを風速0mで走った場合と、②風速6mの西風で走った場合のシミュレーションを行ってみました。
下図はマラソン攻略シミュレーターのUIです。コースファイルから、「勝田全国マラソン」を選択し、風速、風向きを選択後、「シミュレーション実行」ボタンを押します。

シミュレーション結果
① 無風:コースの難易度だけで2分のロス
勝田マラソンは獲得標高174mのアップダウンがあるタフなコース。無風でも3:32:00と、完全フラットに比べて2分遅くなります。

② 強風でさらに2分34秒のロス
そして当日の西風6m/sという条件下では、3:34:34と無風時と比べて2分34秒もタイムが遅くなることが判明しました。


つまり、サブ3.5ペースのランナーが「なぜ今日は調子悪かったんだろう」と感じていたとしたら、それは脚力の問題ではなく、風のせいで約2分半のハンデを背負っていた可能性が高いのです。
風の影響を事前に知ることの価値
今回の検証で明らかになったのは、風は想像以上にタイムに影響するということ。
サブ3を狙うランナーにとって2分34秒は致命的な差です。しかし、事前にシミュレーションで「今日は風が強いから3〜4分遅れるかも」とわかっていれば、無理なペースで突っ込んで後半失速するリスクを避けられます。
マラソン攻略シミュレーターでできること
- コースの高低差によるタイムへの影響を計算
- 風速・風向きによるタイムロス(ゲイン)を予測
- 他のコースとのゴールタイムの比較
まとめ
2026年勝田全国マラソンの強風は、平均風速6m/s・最大瞬間風速16.9m/sという過酷な条件でした。マラソン攻略シミュレーターによる検証では、この風によって約2分34秒のタイムロスが発生することがわかりました。
レースで「思ったより遅かった」と感じたランナーの皆さん、それはあなたの走力が落ちたのではなく、自然条件の影響です。次のレースでは、ぜひ事前にシミュレーションを活用して、風や気温を考慮したペース戦略を立ててみてください。
マラソン攻略シミュレーターを試してみる
次のレースで、風やコースの影響を事前に把握して、最適なペース配分を見つけましょう。あなたの目標タイム達成を、科学の力でサポートします。

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